インナーチャイルド

自分で癒すインナーチャイルドの癒し方

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インナーチャイルドの癒しは、専門家のサポートのもと行うことが理想ですが、専門家のサポートを受けることに抵抗のある方もいると思います。また、経済的な事情もあります。

そこで、このページでは、一人で癒す場合のインナーチャイルドの癒し方を紹介します。

メモを取る

感情が乱れて、不快な気持ちを感じたときに、その詳細をノートに書き出します。

苦しみとは不快な気持ちを感じることですので、苦しくなったときの状況や気持ちを書き出して、後で落ち着いてからその気持ちを見つめて、苦しくならないように対処していきます。そのための記録をとります。

思考・感情・行動はセットで動くので、どういう状況で、思考・感情・行動はどうなったかを記録していきます。

  • 状況
  • 思考
  • 感情
  • 行動

以上4つの項目の簡単な記録を残します。

下に例を記します。参考のために詳しく分類していますが、書けないところは書かなくて良いですし、分類も厳密にやらなくても大丈夫です。

状況

客観的な状況だけです。自分の思いや考えは含まず事実だけを書き出します。

事実だけですので、第三者が見ても同じような内容になります。

例)○○さんが、私に「やる気あるの」と言った

状況だけで無い例)○○さんに「やる気あるの」と悪口を言われた → この場合は、悪口というのは私が思ったことです。状況ではありません。

思考

~と考えた。~と思った。という考えや思いの部分です。

例)○○さんが、私に「やる気あるの」と言ったことに、悪口を言われたと思った

この赤字の部分が思考です。私が思ったことです。

感情

~と感じた。というような、そのときの気持ちを書きます。短い単語で表現されることが多いです。

普段気持ちを感じることが少ない方は、感情を感じることが苦手かもしれません。

自分が振り返って理解できれば良いので、「もやもやする感じ」などぼんやりした表現でも問題ありません。

例)○○さんが、私に「やる気あるの」と言ったことに、悪口を言われたと思ってイラっとした

この赤字の部分が感情です。私が感じたことです。

行動

行動はそのまま、その状況でした行動です。

何もしない。何も出来ない。も行動です。

例)○○さんが、私に「やる気あるの」と言ったことに、悪口を言われたと思ってイラっとして言い返した

この赤字の部分が行動です。私が行ったことです。

メモのメリット

落ち着ける

メモに書いている段階で不快な感情はある程度落ち着いていると思います。

また、インナーチャイルドの癒しに慣れてくると、メモに書いたことは直せることと考えることが出来るようになります。

このようになると、感情の乱れから抜け出すのが早くなります。

振り返れる

後で振り返り対処することが出来るようになります。

ここで、注意点があります。

感情の乱れたときのメモなので、書いた内容は自分のダメなところと言う事も可能です。ですが、ダメなところばかり見ていると、気分が落ち込んでしまいます。

ダメなところと考えず、伸びしろと思ってください。書いた内容は今後変わっていけるところです。

「ダメなところノート」でなく、「伸びしろノート」だと思ってください。

問題の所在が分かる

状況は自分の外部のことです。思考・感情・行動は自分の中のことです。

日常の話し言葉では、状況と自分の中のことを混ぜて話していることがあります。

自分の中のことと、外のことを分けることで、どこに問題の原因があるのかを客観的に見やすくなります。

変わりたい部分を考える

感情の乱れたときをノートなどにメモをしていくと、場合によってはすぐにノートがいっぱいになってしまうと思います。

そのノートを見ると、同じような状況で同じように思い、同じように感じ、同じように行動していることが分かると思います。

これが性格というものです。

ある状況での思考・感情・行動というのはパターン化されていて、様々な状況のパターンが集まって性格が作られています。そして、その性格の根本にはインナーチャイルドがあります。

ノートに書かれたメモがある程度たまったら、メモのどれが変わったら今後の人生が楽になったり、楽しくなったり、ハッピーになれるかを考えます。

同じような状況で同じように反応しているので、代表となる事例のインナーチャイルドを癒せば、同じような状況の乱れも変わることが予想されます。

  • ○○と思うのが無くなったら良いな~
  • ○○と感じることが無くなったら楽になるな~
  • ○○するのを辞めたいな~

このように、変わりたいものを1つ選びます。

インナーチャイルドのルーツを探る

変わりたいものを選んだら、その状況で○○と考え、○○と感じ、○○と行動する。その思考、感情、行動はどこから来たのか、ルーツを探していきます。

インナーチャイルドは抑圧した感情です。本当の感情を感じないために本当の気持ちを抑圧して、代理の思考、感情、行動のパターンを手に入れました。

人はそのパターンをずっと繰り返しているのです。

代理の思考、感情、行動のパターンを手に入れた場面、すなわち、最初にこの思考、感情、行動を体験した場面がインナーチャイルドの出来た場面になります。

そこで、メモした思考、感情、行動から、インナーチャイルドの出来た場面(原初場面)を探します。

  • ○○って思い、何歳ぐらいからある?
  • ○○って感じ、何歳ぐらいからある?
  • ○○って行動、何歳ぐらいからある?

自分に質問を投げかけ、感覚を探っていきます。

具体的な場面を思い出す必要はありません。メモに書いた思いや感情に浸って、感覚をたよりに探っていきます。

明確に分からなくても、「幼稚園の頃にはあった気がする」など、なんとなく感じるものでかまいません。

同じように、思い・気持ち・行動のパターンは誰に感じたか考えて行きます

こちらも、お母さんに感じたような気がする。ぐらいでかまいません。

幼少期の場面(原初場面)に身を置く

原初場面が、いつ頃、誰に対して、どんな場面かがなんとなく分かったら、イメージワークに入ります。

イメージワークは落ち着いた環境で、ゆったりと時間を取れるときに行います。

時間を確認したいので、見える位置に時計を置きます。イメージワークは長すぎると集中力が切れますので、20分を限度としてください。

椅子や座布団に座り、探り出したインナーチャイルドが出来た原初場面の自分に身を置きます。

身を置くというのは、その場面に戻っている感覚になるということです。「幼稚園の頃にはあった気がする」のでしたら、幼稚園児の頃の自分になって、その頃の場面に戻っている感覚に身を置きます。

目の前に対象となる人がいる、その場面に今いると思ってください。目を閉じなくても良いですし、細部を思い出そうとする必要はありません。

そして、その場面の本当の気持ちを感じていきます。

本当の気持ちは、腹立ち(怒り)・怖れ・悲しみのどれかです。

  • 腹立つかな~
  • 怖いかな~
  • 悲しいかな~

と探ってみて、ありそうな気持ちがあったら、その気持ちに浸ってください。

その気持ちを十分感じることが未処理の感情を処理することであって、インナーチャイルドの癒しです。

気持ちを感じてもスッキリしないときは、他の気持ちがあるのかもしれません。「他の気持ち無いかな?」と他の気持ちを探してください。

ひとつの気持ちだけではないこともあります。ひとつの気持ちを感じたら違う気持ちが出てくることもあります。

怖いかな~と思ったら、「怖いよね」と声に出してその自身の気持ちを受け入れてあげても良いです。悲しみ、怒りも同様です。

長くなりすぎなければ、気持ちがスッキリするまで十分に感じてください。

理想の親になる

イメージワークの最初から20分を過ぎていたら、ここまでで終わりにしてください。

感情を感じてスッキリして、まだ時間が余っていたら次へ進みます。

今度は、目の前に原初場面の小さな自分をイメージします。椅子を置いて、そこにその子が座っているイメージをしても良いです。

私自身がその子の理想の親になって、その子が言って欲しいことを伝えてあげます。どんなわがままなことでもかまいません。

その子が言ってもらいたいことを十分伝えたら、その子を抱きしめてあげてください。

その子のところまで行って、その子がして欲しいように抱きしめてあげてください。

そして、その子を自分の中に取り込み、一体となってイメージワークを終了します。

インナーチャイルドの癒しの後

一回で多くの感情を出せる方もいますが、何度も繰り返しながら未処理の感情を少しずつ出していく方が多いです。

落ち着いた時間が取れるときに、再度インナーチャイルドの気持ちを感じてあげてください。

同じ場面であっても、同じ感情が出る場合もあれば、違う感情が出る場合もあります。未処理の感情を一枚一枚はがして、その奥で待っている本当の自分を見つけるような作業かもしれません。

また、愛着の問題など、この方法だけでクリアできない心の問題もあります。そのような深い癒しが必要な場合は専門家のサポートを受けることをお勧めします。

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