インナーチャイルド

完璧主義の治し方

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物事を完璧にやりたい。ちゃんとやりたい。という思いをあなたは持っていますか?

多くの人が程度の差はありますが、「完璧にやりたい」「ちゃんとやりたい」という思いを持っていると思います。

物事を「ちゃんとやる」というのは悪いことじゃないので、適度であれば問題ない価値観ですが、毎回「完璧」とか「ちゃんと」やるのは無理がありますので、過剰になると生きづらくなる価値観です。

強く「完璧にやりたい」「ちゃんとやりたい」と思っている方は、完璧主義なんて言われたことがあるかもしれません。

このページでは完璧主義の説明と、完璧主義の治し方を紹介します。

完璧主義と言われる人の特徴

完璧主義と言われる方は、物事を完璧にこなすため懸命に努力をしています。

「ちゃんとやりたい」という価値観を持っていて、質の高い仕事をこなします。

適度であれば、きちんとしていて、誠実で頼りになる存在ですが、過剰になると自分に求めるのと同じように他者にも高い目標を要求するようになります。

しかし、現実に完璧なものはそうはありません。そのため、完璧に届かない自分にも、期待に届かない周囲にも憤りを感じています。

ストレス状態においては、周囲からはイライラしている気難しい人と扱われることがあります。

完璧という絶対に届かない目標を持っているため、どんなに素晴らしい結果でも、まだ完璧では無いと満足することがありません。

怒り・悲しみを使うのが苦手

完璧主義の人は、怒りと悲しみの感情を使うのが苦手です。怒りや悲しみを隠すために、不安を使う傾向があります。

特に怒りをあらわにすることは、完璧な人のすることではないと思っているので、怒りを使うことは恥ずかしいことだと思っています。

あまりにも高い目標を持っているため、どう努力しても目標までは到達できません。そのため、常に目標に到達できるだろうか?と不安になっているのです。

回復のためには、不安の原因は外部の状況や自己の能力ではなく自分の中にあって、自分で自分を不安にさせているのだと理解することが重要です。

怒り、悲しみなど、感情を使うのが苦手な反面、思考を使うことを得意としています。

完璧主義のやめ方

完璧主義に気付く

セラピーやカウンセリングの重要な約束事のひとつで、本人が望んでいない変化を促さないということがあります。

周りから見れば、完璧主義で生きづらそうに見えるので、もう少し楽にしても良いのではないかと思います。カウンセラーの立場からすれば治してあげたくもなります。

ですが、本人の意思と違う方向に導いてしまうことは、思うようにクライアントを作り変えることになってしまいます。カウンセラーはクライアント自身が望む変化をサポートする仕事ですので、カウンセラーが望む方向に導いてはいけません。

しかし、完璧主義傾向の強い方は、自ら完璧主義であることに気付きにくいのです。気付きにくいのでなかなかカウンセリングに行こうとは思いません。

もし、「完璧主義ですか?」と聞けば、「私なんか完璧には程遠いです。」と返ってくるでしょう。高い目標を持っているので、目標に到達しない自分は完璧には程遠いと言っているのです。

「ちゃんとやること」「完璧にやること」を求められて育ってきたので、「ちゃんとやること」「完璧にやること」が正しいことだと思っています。

ですから、完璧を求めて、その理想に届かないことで苦しくなっているということに気付きにくいのです。

往々にして完璧主義の人がカウンセリングに向かうまでには、頑張り過ぎて体の病気になるか、完璧に出来ない自分に気付いて心の病気になるなど、心身の調子を崩す経験があるようです。

心身の調子を崩して初めて自分に問題があるのかな~と自分を見つめられるようです。

「完璧を目指す」「ちゃんとやる」は変えない

実際の癒しに入る前にとても重要なことがあります。

完璧にすることを辞めようとしないでください。

えっ!?完璧主義を変えるんじゃないの?と思われるかも知れません。

完璧主義傾向が強くて困っている方に、「もう少し手を抜いてみたら」なんて言いたくなります。確かに手を抜けば楽になるでしょう。

ですが、完璧主義の方は「完璧にやること」「ちゃんとやること」で自分を守って来たのです。

  • 自分はダメなんじゃないか?
  • 自分は大切な存在ではないのでは?
  • 自分は愛される存在ではないのでは?

そんな、心の深いところにある、自分に対するネガティブは思いを見ないために「完璧にやること」「ちゃんとやること」を選択したのです。

もし「完璧にやること」「ちゃんとやること」を止めてしまったら、自分はダメなんじゃないかなどという、インナーチャイルドの発するネガティブな考えや感覚が湧き出てきて、うつ状態になってしまうかも知れません。

  • ちゃんとやれば、自分がダメな感じを感じなくてすむ
  • ちゃんとやれば、自分は大切な存在ではないという感じを感じなくてすむ
  • ちゃんとやれば、自分は愛される存在ではないという感じを感じなくてすむ

ちゃんとやらないと、ダメな感じがしたり、愛されていない感じがしたりするのです。

そんな感覚は感じたくないですよね。だから、ちゃんとやっているのです。

何も完璧主義傾向の強い人だけが、ネガティブな考えや感覚を見ないように回避している訳ではありません。

「ちゃんとやる」ことで見ないようにしている人もいれば、人の世話をすることで見ないようにしている人もいます。依存症もインナーチャイルドの発する感情を感じないように回避するための行動です。

インナーチャイルドの癒し

完璧を目指すこと、ちゃんとやることを辞めてしまうと、気持ちが落ち込んでしまいます。

そこで、完璧にやること、ちゃんとやることを変えるのではなくて、完璧だったり、ちゃんとやれないときに感じる不快な感情を感じないように変われば良いのです。

完璧主義をやめることが目的では無く、完璧にやらなくても大丈夫になることを目的にしてインナーチャイルドを癒していきます。

ちゃんとやれなかったら、どんな気持ちになりますか?

ちゃんとやりたいという価値観を持っていても、すべてのことをちゃんとやれることは無いでしょう。

今までに、ちゃんとやれず嫌な気分になったこともあると思います。

そのときの不快な感情を感じたくないので、ちゃんとやってきたのです。

ですから、ちゃんとやれないときに感じる不快な感情の原因のインナーチャイルドを癒していくのです。

 

ちゃんとやれなかったら、どんな気持ちになりますか?

 

そんな質問を自分に投げかけ、その場面で感じる不快な感情や思いをたよりにインナーチャイルドを探し、癒していきます。

自分で癒すインナーチャイルドの癒し方

インナーチャイルドの癒しは、専門家のサポートのもと行うことが理想ですが ...

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もしかしたら、小さな頃から、小さな子供には重過ぎる責任を持たされて、その責任を背負ってきたのかもしれません。

そんな場面のインナーチャイルドを癒し、完璧にやらなくても大丈夫になれば、自然と完璧にやらなくてはいけないという価値観は薄れていきます。

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